浄化
富士山がはっきり見えるような
澄んだ空も目を見張るのですが
この日のように雲多く
紗がかかった
秋空は
不思議な空間にいるよう。
クリアなものにも惹きつけられますが、
ベールを被ったようなものも印象強く残ります。
秋の空は
ひとときで
一刻一刻、表情が変わり
絶対的自然美と無常を与えます。
いつもの窓からの風景に
気を取られることが多くなってくる秋。
この日の空は
何を思うではなく
涙が流れる。
そんな感じ。
圧倒的な自然美には思考は停止する。
そして人間という管が滞りなく通った心地。
この心地よさはあらゆるところに居たりします。
絵画や
彫刻や
音楽や
映画。
そして、茶。
この心地よさをあとどれくらい感じることができるだろう。
なるべく多い方がいいな。
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